Poeditの使い方〜WordPressの海外テーマやプラグインを日本語化する翻訳エディタ

2018年01月30日 (更新: 2018年02月05日) WordPress / WEB制作 / プラグイン

Poeditの使い方

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WordPressのテーマやプラグインの多くは英語で作られていて、まだ日本語に翻訳されていないものが多数あります。たとえ人気のテーマやプラグインであっても、すべて英語で書かれていては、敷居が高くて利用しづらいですよね。

今回ご紹介する翻訳エディタ「Poedit」を使えば、英語以外にも様々な言語を日本語にできるので、海外の人気テーマや便利なプラグインを日本語化する場合にオススメの定番ツールです。

Poeditを使う前に、翻訳ファイルの種類と役割について解説します。翻訳ファイルには「POT/PO/MO」の3種類のファイルがあります。それぞれに違いについて正しく理解しましょう。

① POTファイル【Portable Object Template】
翻訳可能な文字列をリスト化したファイル。WordPressのテーマやプラグインであれば、英語などで書かれたPOTファイルが通常同梱されています。

② POファイル【Portable Object】
翻訳ファイル。英語などで書かれたPOTファイルを元に、日本語などの言語に翻訳したファイルです。この翻訳ファイルをPoeditで作成します。

③ MOファイル【Machine Object】
言語ファイル。翻訳されたPOファイルをコンピュータが効率よく読み込める形式に変換されたファイルです。Poeditで作成したPOファイルから、MOファイルを作成します。

それでは翻訳エディタ「Poedit」をダウンロードしましょう。Mac版とWindows版が用意されているので、使用環境に応じて選択してください。(この記事ではMac版を使用しています。)

Poeditのダウンロード

ダウンロードファイルはzip形式になっています。これを解凍して「Poedit.app」をインストールしてください。インストールが完了したらPoeditを開きます。

POTファイルを翻訳する場合は、「Poeditへようこそ」の画面の「新しい翻訳を作成」をクリックし、翻訳するPOTファイルを選択して翻訳画面を開きます。

すでに日本語に翻訳されたPOファイルがあって、それを編集する場合は、「翻訳を編集」をクリックしてPOファイルを選択します。

Poeditへようこそ

POTファイルを開くと「翻訳の言語」を選択するよう要求されます。ここでは「日本語」を選択して「 ja.po 」で保存されるようにします。

言語の選択について

翻訳言語の選択画面では、「日本語」と「日本語(日本)」の2つが選択可能になっています。この違いはファイルを保存する際のファイル名にあります。

「日本語」でファイルを保存すると「 ja.po 」で保存され、「日本語(日本)」で保存すると「 ja_JP.po 」で保存されます。

POTファイル(またはPOファイル)を開くと、翻訳可能な文字列がリスト表示されます。このリストの中から任意の文字列を選択すると「ソーステキスト」の欄にその文字列が表示されます。この文字列の日本語訳を「翻訳」の欄に記入します。

Poeditの翻訳

日本語化する文字列をすべて翻訳したら、名前を付けて保存しましょう。[ファイル]>[名前をつけて保存]を選択すると「名前を付けて保存ダイアログボックス」が表示されます。

翻訳言語に「日本語」を選択しているので、ダイアログボックスの「名前」の欄には、デフォルトで「 ja.po 」が表示されます。これに適切な名前を付けて保存すれば「POファイル」が自動的に作成されます。

Poedit名前を付けて保存

POファイルが作成できたら、次はMOファイルを作成します。[ファイル]>[MOにコンパイル]をクリックすれば、「MOファイル」が作成されます。これで翻訳ファイルの完成です。

なお、POファイルの作成と同時にMOファイルも自動作成したい場合は、[Poedit]>[設定]>[編集中]のメニューから「保存する際にMOファイルを自動コンパイル」にチェックを入れておけば、一手間減らせてとても便利です。

PO/MOのファイル名の付け方

POTのファイル名が「sample.pot」の場合、POのファイル名は「sample-ja.po」、MOのファイル名は「sample-ja.mo」と付けましょう。

作成した日本語のPO/MOファイルをサーバーへアップロードします。コンピュータが読み込むために必要なファイルは、実はMOファイルだけですが、一般的にはPO/MOファイルの両方をアップロードすることが多いようです。

POTファイルはバージョンによって内容が変わる事も多く、将来的に翻訳ファイルを最新バージョンに更新することを考慮して、PO/MOファイルの両方ともアップロードするようにしましょう。

翻訳ファイルをアップロードする場所は、WordPressの「wp-content/languages」ディレクトリにアップロードします。テーマとプラグインではアップロードするフォルダ名が違うので、下記を参考にしてください。

日本語翻訳ファイルのアップロード先

▼テーマの翻訳ファイル
〜/wp-content/languages/themes/

▼プラグインの翻訳ファイル
〜/wp-content/languages/plugins/

これで海外のテーマやプラグインの日本語版が完成です。WordPressの管理画面やエラー表示など、これで日本語で表示されるようになったと思います。

WordPressで作成したサイトを複数人で管理したり、クライアントへ納品する場合など、管理画面を日本語にして使いやすくすることがとても重要です。少し手間は掛かりますが、Poeditを使って海外の人気テーマや便利プラグインを日本語化して使ってみてくださいね。

ダブル・シングルクォーテーションに翻訳トラブルが発生したら

Poeditで英語の文字列を日本語に翻訳する際、ダブルクォーテーションやシングルクォーテーションが勝手に変換されてしまう事例がありました。

このような症状がでた時は、[システム環境設定]>[キーボード]>[ユーザー辞書」にある「スマート引用符とスマートダッシュを使用」にチェックを入れ、二重引用符と一重引用符のプルダウンの一番下にある「 "abc" 」「 'abc' 」を設定することで、正しく表示されるようになります。

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