【2020年版】Googleしごと検索の掲載方法と構造化データを解説

2020年01月03日 更新:2020年08月07日 SEO対策 / WEB制作

Googleしごと検索(Google for Jobs)とは

LINEで送る
Pocket

Googleしごと検索(Google for Jobs)に求人ページを掲載するには、WEBサイトに求人情報の構造化データを設置しなければなりません。この記事では、構造化データを設置する際の疑問点やノウハウをできるだけ分かりやすい言葉で解説したいと思います。

Googleの求人検索サービスは、無料で利用できるサービスなので、中小企業や人手不足が深刻な業界の採用担当者の方に、ぜひ Googleしごと検索を活用してほしいと思います。この記事が、今後の企業採用において、何かヒントになれば嬉しく思います。

Googleしごと検索(Google for Jobs)とは、アメリカで2017年6月から始まった無料の求人検索サービスです。日本では2019年1月からサービスが開始されました。

アメリカでは、サービス開始からわずか1年ほどで「Indeed(インディード)」や「LinkedIn(リンクトイン)」に並ぶ人気の求人ツールになりました。日本でも急速な勢いで最強の求人ツールとしての地位を高めています。

この求人検索サービスは、仕事や求人に関連したワード(地域+職種+求人)で検索するだけで、関連ワードにマッチする求人情報を検索結果にまとめて表示してくれます。Googleの位置情報が有効になっていれば、地域を入れなくても現在地近郊の求人情報を表示してくれます。

求人検索で表示される情報は、ネットに公開されている「転職求人サイト」や「企業の求人採用ページ」からクローラーが収集した情報で、これらを「リッチリザルト」と呼ばれる求人専用枠に表示します。

例えば「新宿・保育士・求人」で検索すると、下記のようなリッチリザルトが、検索結果ページの上段広告エリアの次に表示されます。他の検索結果よりも上の目立つ場所に表示されるため、自然と目に飛び込んできます。

Googleしごと検索のリッチリザルト

検索結果で表示されるリッチリザルトの求人情報は、今のところ上位3件だけですが、その中の情報をクリックして次の詳細画面へ進むと、すべての求人情報が左側に表示されます。

Googleしごと検索によって表示される求人エリアは、企業ロゴ・職種・会社名・勤務地・求人情報の提供元・掲載日・給与・雇用形態など複数の要素で構成されています。

求職者がGoogleにログインすれば、気になる求人を保存したり、メール通知アラートをオンにして、検索ワードに関連する新着情報をメールで受信することもできます。

Googleしごと検索のコンテンツ画面

また、絞り込み機能(カテゴリ・地域・投稿日・雇用形態・企業など)を利用すれば、短時間で希望条件にあう求人情報を見つけることができます。

Googleしごと検索に自社の求人情報を掲載する方法は2つあります。1つ目は、Googleしごと検索に対応した転職求人サイトに募集広告を掲載する方法です。最近は無料で掲載できる転職求人サイトも増えているので、活用しない手はありません。

当社が運営する保育専門の転職求人サイト「ほいくスイッチ」も、無料で求人情報が掲載できます。

Googleしごと検索に対応している転職求人サイトを知りたい場合は、Googleしごと検索に表示される「提供元」をみれば一目瞭然です。HTMLが分かる方なら、転職求人サイトの求人詳細ページのHTMLソースを開けば、構造化データの有無を確認できます。

2つ目の方法は、自社サイトの求人採用ページに構造化データと呼ばれるHTMLを実装し、Googleにサイトマップを送信する方法です。この記事では、こちらの方法を中心に解説していきます。

今はまだ、表示される求人情報の多くが転職求人サイトに掲載されている情報で、企業の求人採用ページが表示されるケースはごく僅かです。これは企業の採用ページが、まだ構造化データを実装していないのが原因なので、早急に対策を施しましょう。

Googleしごと検索に求人情報を掲載する方法

  • Googleしごと検索に対応した転職求人サイトに募集広告を掲載する。
  • 自社サイトの求人採用ページに構造化データを設置する。

Googleしごと検索の構造化データは「JSON-LDフォーマット」を使って、求人採用ページのheadタグ内に記述しますが、パフォーマンス考慮して、bodyの閉じタグの直前に記述しても読み込んでくれます。<script type="application/ld+json"> から </script> の間に構造化データを配置します。

構造化データについては、Google Developers の「求人情報」に詳しい解説が掲載されています。構造化データを実装する際は、参考資料として活用してください。

さて、このページの「マークアップを参照」をクリックすると、構造化データの基本サンプル(米国版)が表示されます。これを参考に日本向けに一部編集して構造化データを作成しました。日本語になっている部分の値を入れ替えて利用してください。

<html>
<head>
<title>求人情報の募集タイトル</title>
 
<!-- ここから 構造化データ -->
<script type="application/ld+json">
{
 "@context" : "https://schema.org/",
 "@type" : "JobPosting",
 "datePosted" : "投稿日",
 "validThrough" : "掲載終了日",
 "title" : "職種",
 "employmentType" : "雇用形態",
 "description" : "募集内容(HTMLを使って求人情報を詳しく説明します)",
 "jobLocation" : {
  "@type" : "Place",
  "address" : {
   "@type" : "PostalAddress",
   "addressCountry" : "国",
   "postalCode" : "郵便番号",
   "addressRegion" : "都道府県",
   "addressLocality" : "市区町村",
   "streetAddress" : "町名番地"
  }
 },
 "baseSalary" : {
  "@type" : "MonetaryAmount",
  "currency" : "通貨",
  "value" : {
   "@type" : "QuantitativeValue",
   "value" : "基本給",
   "minValue" : "最低賃金",
   "maxValue" : "最高賃金",
   "unitText" : "賃金形態"
  }
 },
 "hiringOrganization" : {
  "@type" : "Organization",
  "name" : "求人を雇用する企業(会社名)",
  "sameAs" : "企業の公式サイト(URL)",
  "logo" : "ロゴ画像(URL)"
 },
 "identifier" : {
  "@type" : "PropertyValue",
  "name" : "求人情報を管理する組織",
  "value" : "求人情報の管理番号"
 }
}
</script>
<!-- ここまで 構造化データ -->
 
</head>
<body>
</body>
</html>

構造化データには、必須プロパティが6種類、推奨プロパティが5種類あります。ここでは必須とされる6種類のプロパティに加えて、推奨プロパティの3種類「雇用形態」「給与」「求人管理情報」を加えた標準的な構成になっています。

必須・推奨プロパティ以外にも「workHours(勤務時間)」「qualifications(資格)」「skills(スキル)」「educationRequirements(学歴)」「jobBenefits(福利厚生)」「industry(業界)」などがよく利用されていますので、必要に応じて追加してください。その他のプロパティについては「schema.org/JobPosting」で確認できます。

ここでは構造化データの6種類の必須プロパティについて解説します。

■ 構造化データ「必須プロパティ」

  • datePosted(投稿日)
  • validThrough(掲載終了日)
  • title(職種)
  • description(募集内容)
  • jobLocation(勤務地)
  • hiringOrganization(企業情報)

① datePosted(投稿日)
このプロパティは、求人情報を投稿した最初の日を指定します。更新日ではないので注意してください。書き方は「ISO 8601」形式(例:YYYY-MM-DDThh:mm:ss+09:00)で指定します。

登録日の指定は、基本的に日付だけでよいと思いますが、Googleしごと検索に表示される登録日(初日は時間で表示される)が、なぜか数時間ズレてしまうことがあるため、正確を期すなら時間とタイムゾーン(時差9時間)まで指定してもよいでしょう。《WordPressなら get_post_time( 'c' ) で投稿日時を ISO8601形式で取得できます。》

記入例1:2020-01-25
記入例2:2020-01-25T12:33:17+09:00

② validThrough(掲載終了日)
このプロパティは、求人情報が期限切れになる日を指定します。ただし、求人情報に有効期限がない場合や、求人情報がいつ期限切れになるか分からない場合は、このプロパティを指定しません。

掲載終了日の指定は、日付だけでもよいですが、時間とタイムゾーンまで指定することをオススメします。「T00:00:00」と指定した場合は、その日が始まった時間(午前零時)、「T24:00:00」と指定した場合は、その日が終わった時間に終了となります。

記入例1:2020-03-25T00:00
記入例2:2020-03-24T24:00:00+09:00

なお、求人情報が期限切れになる前に採用が決まった場合は、求人情報を削除しなければなりません。いつまでも放置して、Googleからペナルティを課されないように注意しましょう。

③ title(職種)
このプロパティは、職種のみを指定します。求人情報の募集タイトルではないので、とくに注意が必要です。不必要な文字や記号は含めず、簡潔で読みやすい職種(職務の名称)を指定しましょう。

「!」「*」などの特殊文字を使用すると、スパム行為とみなされることがあります。Googleしごと検索に掲載されない原因となりますので注意してください。

悪い記入例:★☆ 保育園でのお仕事です!未経験者歓迎!! ☆★
よい記入例:保育士、調理スタッフ、園バスの運転手

④ description(募集内容)
このプロパティは、HTMLを使って求人の詳細な説明を行います。仕事内容だけでなく、「募集職種、雇用形態、資格、業務経験、勤務時間、休日休暇、福利厚生、給与、採用の流れ、アクセス方法、応募方法」など、求職者へアピールすべき情報をしっかり記載しましょう。

HTMLは <p> <br> <ul> <li> などのタグが利用できますので、表示順やスペースにも気を配って見やすいレイアウトになるようにマークアップします。ここが最も差別化できる部分なので、手を抜かずに行いましょう。

Google仕事検索のdescription

⑤ jobLocation(勤務地)
このプロパティは、職場となる勤務地を指定します。勤務地の住所については「郵便番号、国、都道府県、市区町村、町名番地」など、複数に分割することを推奨しています。住所を細かく分割する方が、検索結果の上位表示によい影響があります。

ビルやマンションなどの建物名は「streetAddress」プロパティに含めればよいと思います。ただ、このデータは求人検索内の地図表示にも使われるため、もしも地図の表示に影響がでるようなら、意図的に建物名を省く書き方もありだと思います。

▼記入例
"addressCountry" : "JP",
"postalCode" : "160-0023",
"addressRegion" : "東京都",
"addressLocality" : "新宿区",
"streetAddress" : "西新宿1-1-1"

⑥ hiringOrganization(企業情報)
このプロパティは、求人採用をおこなう企業情報を指定します。「name」プロパティには、求人を雇用する組織の名称(会社名)を指定します。店舗名や支店名ではありませんので注意してください。

「sameAs」プロパティには、採用企業の公式サイトを指定します。「logo」プロパティについては、自社の求人採用ページと求人サイトの場合で指定方法が異なります。

自社の求人採用ページを表示させる場合は、ロゴの指定は必須ではありません。ただし、次に説明するナレッジパネルがない企業は、ロゴの指定をした方がよいでしょう。

Googleしごと検索で表示されるロゴは、自社の「ナレッジパネル(ナレッジグラフ)」に表示されるロゴが優先して表示されます。別のロゴを使いたい場合は「ナレッジパネルの情報を更新する」を参考にして、Googleへロゴの変更を提案してください。

▼記入例(企業の求人採用ページ)
"name" : "株式会社カンパニー",
"sameAs" : "https://www.example.com",
"logo" : "https://www.example.com/images/company_logo.png"

サードパーティの転職求人サイトの場合は「logo」プロパティにロゴ画像のパス名を指定することで、求人サイトのロゴが表示できます。

ただし、すぐにロゴが表示されない場合があり、ロゴの表示精度がまだかなり低い状況です。例えば「株式会社サンプル」の場合、頭文字の「株」がロゴの代わりに表示されます。ロゴの表示については、最後まで手こずるかもしれません。

ロゴ画像のサイズは、112×112ピクセル以上の JPG/PNG/GIF 形式の画像を使用します。Googleしごと検索で表示されるロゴは、正方形で表示されるため、あらかじめ正方形に加工した画像を使用しましょう。

▼記入例(サードパーティの転職求人サイト)
"name" : "株式会社カンパニー",
"sameAs" : "https://www.example.com",
"logo" : "https://www.job-site.com/images/site_logo.png"

ここでは構造化データの5種類の推奨プロパティについて解説します。

■ 構造化データ「推奨プロパティ」

  • employmentType(雇用形態)
  • baseSalary(給与)
  • identifier(求人管理情報)
  • applicantLocationRequirements(居住地指定)
  • jobLocationType(リモートワーク指定)

❶ employmentType(雇用形態)
このプロパティは、正社員やアルバイトなどの雇用形態を指定します。推奨プロパティとなっていますが、日本では必須と考えてよいでしょう。指定できる値は決まっていて、次の8種類の値(英語大文字)が使用できます。

  • FULL_TIME(正社員)
  • PART_TIME(パート・アルバイト)
  • CONTRACTOR(契約社員)
  • INTERN(インターン)
  • TEMPORARY(派遣社員)
  • VOLUNTEER(ボランティア)
  • PER_DIEM(日雇い)
  • OTHER(その他)

英語の FULL_TIME と日本語の正社員には、微妙なズレがありますが、そのあたりはあまり考えない方がよいと思います。ただ、WEB系や配送業などで増えている業務委託をどこに入れるべきか悩みますね。英語の意味を考えれば、CONTRACTOR に入れるべきだと思いますが、各社けっこう対応がバラバラです。

なお、雇用形態の複数指定も可能ですが、リッチリザルトの表示が、複数の雇用形態を表示する仕様になっていません。そのため雇用形態(正社員・パート・契約社員など)に分けて募集ページを作成した方が、Googleしごと検索との相性がよいと思います。

記入例1:FULL_TIME
記入例2:PART_TIME
記入例3:["FULL_TIME", "CONTRACTOR"]

余談ですが、求人サイトの Indeed に求人情報を掲載する場合は「1職種・1勤務地」ごとにページを作成する必要があります。ということは、Googleしごと検索と Indeed の両方に掲載させるなら「1雇用形態・1職種・1勤務地」ごとに分けて募集ページを作成することになるかもしれません。(SEO対策でもこの方が有利かも?)

❷ baseSalary(給与)
このプロパティは、給与について指定します。最初の「currency」プロパティには、通貨を指定します。日本円の場合は「JPY」としてください。「unitText」プロパティには、賃金形態(年収・月給・週給・日給・時給)を指定します。指定できる値は決まっていて、次の5種類の値(英語大文字)が使用できます。

  • HOUR(時給)
  • DAY(日給)
  • WEEK(週給)
  • MONTH(月給)
  • YEAR(年収)

賃金の指定方法は2種類あるため少し注意が必要です。賃金の幅(範囲)がない場合は「value」プロパティに基本給を指定します。経験等に応じて賃金に幅がある場合は「value(基本給)」を指定せずに非表示とし、代わりに「minValue(最低賃金)」と「maxValue(最高賃金)」を指定します。

「value」プロパティには、原則として数字以外の文字を記入しないようしましょう。また数字には3桁区切りのカンマは不要です。なお、検索ワードに給与額を含めて検索すると、賃金額に応じて表示内容が変わるため、検索結果にも影響します。

▼記入例1(給与に幅がない場合)
"value" : 235000,
"unitText" : "MONTH"
▼記入例2(給与に幅がある場合)
"minValue" : 215000,
"maxValue" : 275000,
"unitText" : "MONTH"

❸ identifier(求人管理情報)
このプロパティは、求人情報の管理について指定します。「name」プロパティには、求人情報を管理している組織の名称(会社名や求人サイト名など)を指定します。

「value」プロパティには、求人情報の管理番号を指定します。Googleの解説ページでは「求人に関する採用側組織の一意の識別子」を指定すると書かれています。「一意」とは「唯一」のという意味なので、求人情報を管理する番号が重複しないように採番する必要があります。

このプロパティは、推奨であって必須ではないため、求人番号が厳格に管理できない場合は、表示させない方がよいと思います。WordPressを使用している場合は、記事の投稿IDや投稿日時を管理番号に割り当てれば重複なしに自動採番が可能です。

▼記入例
"name" : "ほいくスイッチ",
"value" : "0001"

❹ applicantLocationRequirements(居住地指定)
このプロパティは、リモートワークを行うための居住地を指定します。リモートワークの仕事を募集する際は、求職者に対してリモートワークを行うために必要な地域を明示します。このプロパティを指定する時は「jobLocation」プロパティが必須ではなくなります。

▼記入例1(国を指定)
"applicantLocationRequirements" : {
"@type" : "Country",
"name" : "日本"
}
▼記入例2(都道府県を指定)
"applicantLocationRequirements" : {
"@type" : "State",
"name" : "東京都, 日本"
}

❺ jobLocationType(リモートワーク指定)
このプロパティは、リモートワークを指定します。業務時間中に自宅などで常にリモートワークする求人は「TELECOMMUTE」を指定します。このプロパティを使う場合、その求人が完全にリモートワークであることを明記する必要があります。

「jobLocationType」プロパティは、「applicantLocationRequirements」プロパティとセットで使われることが多く、特定の業種を除いて、まだあまり利用されていません。

▼記入例
"jobLocationType" : "TELECOMMUTE",

さて、構造化データの設置が完了したら、Googleの「構造化データテストツール」でエラーがないかチェックしましょう。

構造化データは、プロパティとプロパティの間を「カンマ( , )」で区切って繋ぎますが、最後のプロパティにはカンマが不要です。プロパティを追加したり、位置を入れ替えた場合は、カンマの位置に注意してください。

構造化データテストツール

作成した採用ページのURLを入力して「テストを実行」をクリックすると、構造化データにエラーがないかチェックしてくれます。エラーや警告が表示された場合は、すみやかに問題点を改善しましょう。

構造化データテストツール

以上の作業がすべて終わったら、Googleへ求人情報の更新を通知します。Googleしごと検索では「Indexing API」の使用を推奨しています。Indexing API の方がサイトマップよりも早くGoogleボットに対してページをクロールするよう指示が出せるからです。ただし、その場合でもサイト全体をカバーするためにサイトマップの送信は必要です。

Indexing API を使用するのは難易度が高いため利用しないという場合は、GETリクエストをGoogleに送信して、求人情報の更新を通知します。

Googleにサイトマップを送信する

https://www.google.com/ping?sitemap=https://www.example.com/sitemap.xml

求人情報が変更された場合は、その都度サイトマップの送信が必要です。WordPressを使用しているなら、プラグインでXMLサイトマップが簡単に作成できますので、利用すると便利です。Google Search Console(サーチコンソール)を使用してサイトマップを送信し、インデックスへの登録をリクエストしましょう。

Google Search Console からサイトマップを送信

先ほど「hiringOrganization」のlogoプロパティで、ロゴの設定方法を説明しましたが、これを指定してもロゴが表示されない場合があります。ここでは、そのような時の対処方法について、いくつかご紹介します。

Googleしごと検索にロゴを表示させるうえで効果的な方法は、求人情報を掲載しているページ内にある画像を利用することです。そういう意味では、WEBサイト上段に設置されているサイトロゴ(ホームへ戻るボタンを兼ねている)を利用するのが最も効果的だと思います。

しかしサイトロゴは、WEBサイト全体のデザイン性を考えて作られているため、サイズが横長だったり、背景色に問題があったりして、正方形で表示されるGoogleしごと検索のロゴとしては、不適切な場合があります。

そんな時は、head内のlinkタグで設定している「アップルタッチアイコン」を利用する方法があります。WordPressであれば、テーマカスタマイザーに512×512ピクセル以上の「サイトアイコン」を設置すれば、自動的に正方形のファビコンやアップルタッチアイコンなどが生成されます。

logoプロパティで指定できる画像は、112×112ピクセル以上の画像サイズが必要なため、ファビコンではサイズが小さ過ぎて使用できません。しかし、アップルタッチアイコンなら180×180ピクセルなので条件を満たします。

アップルタッチアイコンを設置している場合は、linkタグに設定されている画像ファイルのパスを確認して「hiringOrganization」のlogoプロパティに、そのURLを設定します。

▼hiringOrganizationのlogoプロパティの記入例
"logo" : "https://www.sample.com/images/apple-touch-icon.png"

アップルタッチアイコンのlinkタグを確認

<link rel="apple-touch-icon" href="https://www.sample.com/images/apple-touch-icon.png">

もう一つ効果的な方法がありますのでご紹介します。それは「ロゴの構造化データ」をサイトに設置する方法です。Googleしごと検索に表示させる正方形のロゴデータを用意し、次のようにロゴの構造化データを設置します。

<!-- ロゴの構造化データ -->
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type" : "Organization",
"name" : "株式会社カンパニー",
"url" : "https://example.com",
"logo" : "https://example.com/images/site-logo.png"
}
</script>

ロゴの構造化データを設置しても、ロゴが表示されるまで、数週間から数ヶ月かかる場合がありますので、しばらく様子をみてから効果を判断してください。

なお、ロゴの構造化データは、ナレッジグラフで組織のロゴとして使用する画像を指定するためのものなので、すでにナレッジグラフで別のロゴが表示されている場合は、ロゴを上書きしてしまう可能性があります。その点を理解したうえでお試しください。

Eコマースが勃興した時代、SEO対策(検索エンジン最適化)を駆使して Google と Yahoo の商品検索で上位表示を競い合いました。たとえ小さなショップであっても上位表示に成功すれば、自社サイトへユーザーを大量に集客することができました。最近では、Googleマップに店舗を表示させるMEO対策(マップエンジン最適化)を行なうショップも増えています。

これと同じようなことが、求人検索でもおこるかもしれません。求人検索で上位表示を競い合って、JEO対策(求人エンジン最適化)などと呼ばれて日がやってくるかもしれません。

他社に先駆けて構造化データを実装し、自社の求人採用ページをGoogleしごと検索に上位表示させれば、求人募集にかかる費用が大幅に削減できる可能性があります。慢性的に人手不足の業界や、採用コストをあまりかけられない中小企業の採用担当者は、ぜひ早めの対応をお勧めします。

ご相談・お問い合わせ

Googleしごと検索(Google for jobs)の設置に関するご相談はこちら

お問い合わせフォーム

LINEで送る
Pocket