整理整頓に必要なものは3つだけ!「整」の漢字の成り立ちで分かる整理整頓の極意

2018年10月29日 (更新: 2018年11月01日) TIPS

整理整頓に必要なものは3つだけ!「整」の漢字の成り立ちで分かる整理整頓の極意

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社会人になると会社のオフィスで整理整頓を意識することって結構よくあります。
デスクの上の書類、引き出しやロッカーの中、パソコンのデスクトップのファイルなど、整理整頓ができない人は、仕事も出来ないと思われてしまいがち。

そこで今回は、会社でも家でも役立つ整理整頓の極意について、ちょっと違う切り口からお話したいと思います。

整理整頓の熟語には、どうして「整」の字が2回も入っているんだろう?て思ったこと、ありませんか?

整理整頓の本質は、おそらく「整」にありそうだなと昔から感じていた私は、漢字の「整」の成り立ちを少し詳しく調べてみたことがあります。するとどうでしょう、「整」という字に、整理整頓の極意がすべて詰まっていることが分かりました。

もともと「整」という字は、「束・攵・正」の3つの文字で構成された漢字です。それぞれの文字の意味と成り立ちを紐解くことで、整理整頓の本質が明白になります。

「整」という漢字の左上にある「束」という字は、「木」と「丸い輪」からなる象形文字です。薪(たきぎ)にする木の枝をヒモでぐるりと縛った形から、束ねるという漢字ができました。

拾い集めた木の枝は水分を抜くために、長期間保管して乾燥させてから使用します。軟い木は燃えやすいが火持ちが悪く、硬い木は燃えにくいが火持ちがよいため、木の種類や大きさに分けて保管したはずです。

束ねるという作業をする場合、用途や特徴に応じてグループに分けしてから束ねます。ここから整理整頓の第1原則「グループごとに分類する」という原則が見つかります。

「整」という漢字の右上にある「攵(のぶん)」という字は、あまり馴染みのない字ですが、「文」の左上の部分がカタカナの「ノ」に似ているので「のぶん(ノ文)」といいます。

この漢字は「人が棒を持って打ちおろす」ときの形を表していて、「うつ・たたく」という意味があります。ちなみに音読みでは「ボク」と読みますが、これは棒で叩くと「ボクッ」という音(擬声語)がするからだそうです。

私は「攵(のぶん)」の字を見て、斧で薪を割る姿を想像しましたが、整えるという字の構成要素としては、束ねた木の枝の端を切り落とし、両端を綺麗に揃えるという意味になります。

つまり保管しやすいように、不要な部分を切り取ってしまいます。ここから整理整頓の第2原則「不要なものを捨てる」という原則が見つかります。

「整」という漢字の下側にある「正」という字は、「一」と「止」からなる会意文字です。「一」は目標となる目印で、その場所に着いたら「止」まります。

イメージとしては、道路標識の停止線が分かりやすいと思います。車に乗っていて、停止線の位置でピタッと止まる。これが「正」の意味になります。

これを収納に置き換えて考えてみると、『予め保管場所を決め、使った後はその場所に戻す』という意味になります。ここから整理整頓の第3原則「決められた場所に戻す」という原則が見つかります。

いかがでしょうか?「整」という漢字を構成する3つの文字「束・攵・正」の意味と成り立ちを知ることで、整理整頓に必要な3つの原則が導き出せました。

①グループごとに分類する
②不要なものを捨てる
③決められた場所に戻す

この3原則を意識して整理整頓を行えば、物で溢れていたオフィスや自宅も、今よりずっと片付くようになるハズです。

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